039-1 「狂気」の先にあるもの~前編~
11/3、17:30。
『さよならたりないふたり~みなとみらいであいましょう~』という漫才の公演を観てきた。
これがあまりにも凄くて、もう2日も経っているというのに、成仏されないおばけのように、
寝ても覚めても動くことなく、見終わった後の感情が、自分の中で渦を巻いている。
どうしようも無いので、とりとめのない感じではあるけれど、一度、文字という形で
冷凍保存をして、鎮めてみようと思う。
知らない人もいると思うのだが、かつて、『たりないふたり』というTV番組が深夜に
放送されていた。初めて放送されたのは、7年前。
"たりないふたり"とは、
南海キャンディーズの山里亮太(山ちゃん)と、オードリーの若林正恭(若ちゃん) のこと。
HipHopユニット・Creepy Nutsの言葉を借りれば、
「ないものだらけで ないものねだりな 最低のろくでなし」(『たりないふたり』)
そんな2人である。
続編である『もっとたりないふたり』が放送されたのも、もう5年も前になる。
この月日は、もはや彼らを "たりないふたり" では無くしているように見えた。
山ちゃんは、相方しずちゃんとの関係を修復し、M-1にも挑戦、スッキリの"天の声"を
見守り続け、そして今年、全国を驚愕させた大女優さんとの結婚。
若ちゃんは、人見知りを笹塚のガールズバーに足しげく通うことで克服、一人旅にハマり、
深夜にバスケをしながらも、ラジオ番組の歴史に確実に残るであろう、24分の長尺漫才を含む
番組イベントを、日本武道館で大成功させた。
この2人の状況として大きく異なっているのは、
1人でラジオをやっているか、コンビでやっているかの違い、
もしくは、1人で生活しているか、2人で生活しているかの違いくらいだ。
そう、おそらく多くの人が思っていた視線と同じことを、僕も思っていた。
- 山ちゃんはもう、足りちゃってるどころか、満ち足りちゃってるんじゃない?
- 若ちゃんは、、、どうなのかな? 山ちゃんと横に並んだら、ねえ・・・
でも、公演が終わった後、こんな趣味の悪い先入観は全くもって不要だったことを
思い知らされた。自分はなんて浅はかだったのか。。
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完全に誰の得にもならないのですが、書いていたら止まらなくなってしまい、
結構長くなりそうなので、ここで一旦切ることにします!
続きは、また明日かな~。
毎度お読み頂き、ありがとうございます。
written by kobakkuma.
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