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隣の芝は どうしていつも 青いのか

誰かにとっての「隣の芝」になれるまで、言葉を考え、言葉に悩む。

017:同時性と「#netsu」の話

文字音まみれ 普通の日記

またさぼりましたね、ブログ。続けるのってほんとに難しいわ・・。

 

さて。

3連休の最終日は、最近では珍しくテレビをたくさん見ました。

 

 

何を見たかと言うと、「FNS うたの夏まつり」。

そう、最近各局がこぞって放送している一日ぶち抜き系音楽番組のフジテレビ版です。

 

とはいえ、これは他の局と違って、とあるメディアが"裏実況"として絡んでいました。

 

◆後から追えない同時性

cakesというメディアで連載が続いている、このコンテンツ。

これ、軽くタイトルだけ見ただけでも既にグッとくるものがあるよね。

cakes.mu

 

通称「ボス」ことダイノジ大谷ノブ彦と、

僕の大好きな音楽ジャーナリスト・柴那典さん。

 

この2人が「FNSうたの夏まつり」に対して裏実況をしていたわけですが、

僕の見終わっての感想はこちら。

 

 

弁解するわけでは無いですが、ここでフォーカスしたかったのは、"同時性"と"熱量"

部分であって、そこに対比として置いた感覚が、「後から探せる」というものだった

わけでして。

 

まぁこのご時世、番組が終わる前にY●uT●beやら、様々なタイムラインにテレビのキャプ画が

上がってしまうわけで、それを見ないようにするのも、なかなか難しいってものですが。

 

そうでは無く、この「裏実況」というコンテンツに注目したいわけです。

 

◆「実況」という手法

まずは、裏の前に表を踏まえましょう。

 

学生時代にスポーツ実況の真似事(その当時は本気だったけど)をよくやってましたが、

とても難しかったのを覚えています。

 

ただ単に目の前のことを言葉にするくらい誰でも出来るでしょ、って思うかも

しれないけどね、

 

「その瞬間」をちゃんと言葉にしたり、

「その瞬間」に至るまでの選手のデータとか今の心境とかを想像して、

来るべき「その瞬間」に向けた準備をすることも実況に含まれるわけで。

 

とても奥の深いしゃべりなわけです。

 


哲学者の仁義なき戦い 古館伊知郎トーキングブルース13th冒頭より

 

うん。

目の前に無くても目の前にあるかのように展開されるのが、「実況」。

 

実に奥深い。

 

◆「裏実況」が表になることのカタルシス

これが表の実況だとしましょう。

いや、古館さんではなく、目の前を伝えることね。

 

昨日、この2人によって11時間もの間続けられた「裏実況」は、たしかに目の前で

行われているFNS夏まつりを題材にしていました。

 

ただ、綾小路翔アンジュルムももクロ、℃ute、それに小室哲哉、終盤はほぼ

準レギュラーみたいな扱いになってた森山直太朗など、多くのゲストがこの「裏」に

出演して、表では「まつり」をしている中、ここでは解説とも言える、ココでしか

聞けないような話がたくさん出てきました。

 

思い出せば、昨年の紅白歌合戦もそう。バナナマンの裏実況。

紅白に選ばれていないのに、副音声で西川貴教アニキが出まくってたのは、記憶に

新しい。

 

どちらも共通して言えることは、基本的に、「裏実況」は表に影響を及ぼさないもの、と

いう暗黙のルールがあるってこと。

 

けど、紅白のときもあったと思うけど、この「裏実況」でも、森山直太朗が「表」に

戻って、テレビでとある事を披露して、また「裏」に戻ってくるという、こっち側だけが

分かるイベントが決行された。

 

終えた直太朗くんを、『やったー!!!』と言って迎える大谷さんと柴さん。

 

このとき、Twitterの「#心のベストテン」もすごく盛り上がっていた。

 

いや、そんな大それたことを森山直太朗がやったわけでは無く、平たく言えば、

私服でFNS夏まつりのスタジオに戻って、「心のベストテン」ってアピールしてくる、

ただそれだけのこと。

 

なのに、これだけのカタルシスが生まれた。

 

個人的には、その理由は2つあると思う。

 

1つは、やっぱり11時間もの間、この2人が続けてきた熱量(=情報量)の高い、

高カロリーな音楽談義があったから。スタッフみんなで11時間乗り越えてきた、一種の

運命共同体のような意識があったから。

 

同時に、「裏」は「表」に影響を及ぼさないという暗黙のルールを、俺たちだけが

破ったという共犯的な感情が芽生えたことも、理由の1つだと思う。

 

このとき、タイムライン上で一緒に盛り上がった人たちは、少なからず共犯意識が

あったんじゃないかな。

 

◆#netsuに浮かされて

結局、共犯になるのも彼ら2人の熱量を受け付けられる、逆に言えばこの大げさすぎる

熱量に浮かされた人だけで、普通に「表」を見てた人たちにとっては、気付きもしない

こと。

 

そんな同時性を持った熱量が、あの刹那、多くの人を惹きつけていた事実がある。

 

これは後からTLを遡っても、決して味わうことの出来ない感情。

 

 

この熱量こそ、ボスこと大谷ノブ彦が使っている「#netsu」の正体なのか・・と

改めて思った、海の日の夜でした。

 

 

次は、この「FNSうたの夏まつり」で感じた、非常にエモーショナルな瞬間について

残そうかなー。生駒ちゃんの話。

 

 

そして長文/駄文、すみませんでした。

 

今日も、ご愛読感謝です。

written by kobakkuma.