017:同時性と「#netsu」の話
またさぼりましたね、ブログ。続けるのってほんとに難しいわ・・。
さて。
3連休の最終日は、最近では珍しくテレビをたくさん見ました。
何を見たかと言うと、「FNS うたの夏まつり」。
そう、最近各局がこぞって放送している一日ぶち抜き系音楽番組のフジテレビ版です。
とはいえ、これは他の局と違って、とあるメディアが"裏実況"として絡んでいました。
◆後から追えない同時性
cakesというメディアで連載が続いている、このコンテンツ。
これ、軽くタイトルだけ見ただけでも既にグッとくるものがあるよね。
僕の大好きな音楽ジャーナリスト・柴那典さん。
この2人が「FNSうたの夏まつり」に対して裏実況をしていたわけですが、
僕の見終わっての感想はこちら。
裏実況すごく楽しかった。これ無かったらFNSうたの夏まつりは見てなかっただろうな。後から好きなアーティストのとこだけネットで探せるもん。「実況」というよりは「解説」に近かったけど、この後追いできない熱量のある同時性に惹き付けられた。#FNSうたの夏まつり #心のベストテン
— ikeshiya-box (@kobakkuma) July 18, 2016
弁解するわけでは無いですが、ここでフォーカスしたかったのは、"同時性"と"熱量"の
部分であって、そこに対比として置いた感覚が、「後から探せる」というものだった
わけでして。
まぁこのご時世、番組が終わる前にY●uT●beやら、様々なタイムラインにテレビのキャプ画が
上がってしまうわけで、それを見ないようにするのも、なかなか難しいってものですが。
そうでは無く、この「裏実況」というコンテンツに注目したいわけです。
◆「実況」という手法
まずは、裏の前に表を踏まえましょう。
学生時代にスポーツ実況の真似事(その当時は本気だったけど)をよくやってましたが、
とても難しかったのを覚えています。
ただ単に目の前のことを言葉にするくらい誰でも出来るでしょ、って思うかも
しれないけどね、
「その瞬間」をちゃんと言葉にしたり、
「その瞬間」に至るまでの選手のデータとか今の心境とかを想像して、
来るべき「その瞬間」に向けた準備をすることも実況に含まれるわけで。
とても奥の深いしゃべりなわけです。
哲学者の仁義なき戦い 古館伊知郎トーキングブルース13th冒頭より
うん。
目の前に無くても目の前にあるかのように展開されるのが、「実況」。
実に奥深い。
◆「裏実況」が表になることのカタルシス
これが表の実況だとしましょう。
いや、古館さんではなく、目の前を伝えることね。
昨日、この2人によって11時間もの間続けられた「裏実況」は、たしかに目の前で
行われているFNS夏まつりを題材にしていました。
ただ、綾小路翔やアンジュルム、ももクロ、℃ute、それに小室哲哉、終盤はほぼ
準レギュラーみたいな扱いになってた森山直太朗など、多くのゲストがこの「裏」に
出演して、表では「まつり」をしている中、ここでは解説とも言える、ココでしか
聞けないような話がたくさん出てきました。
紅白に選ばれていないのに、副音声で西川貴教アニキが出まくってたのは、記憶に
新しい。
どちらも共通して言えることは、基本的に、「裏実況」は表に影響を及ぼさないもの、と
いう暗黙のルールがあるってこと。
けど、紅白のときもあったと思うけど、この「裏実況」でも、森山直太朗が「表」に
戻って、テレビでとある事を披露して、また「裏」に戻ってくるという、こっち側だけが
分かるイベントが決行された。
終えた直太朗くんを、『やったー!!!』と言って迎える大谷さんと柴さん。
このとき、Twitterの「#心のベストテン」もすごく盛り上がっていた。
いや、そんな大それたことを森山直太朗がやったわけでは無く、平たく言えば、
私服でFNS夏まつりのスタジオに戻って、「心のベストテン」ってアピールしてくる、
ただそれだけのこと。
なのに、これだけのカタルシスが生まれた。
個人的には、その理由は2つあると思う。
1つは、やっぱり11時間もの間、この2人が続けてきた熱量(=情報量)の高い、
高カロリーな音楽談義があったから。スタッフみんなで11時間乗り越えてきた、一種の
運命共同体のような意識があったから。
同時に、「裏」は「表」に影響を及ぼさないという暗黙のルールを、俺たちだけが
破ったという共犯的な感情が芽生えたことも、理由の1つだと思う。
このとき、タイムライン上で一緒に盛り上がった人たちは、少なからず共犯意識が
あったんじゃないかな。
◆#netsuに浮かされて
結局、共犯になるのも彼ら2人の熱量を受け付けられる、逆に言えばこの大げさすぎる
熱量に浮かされた人だけで、普通に「表」を見てた人たちにとっては、気付きもしない
こと。
そんな同時性を持った熱量が、あの刹那、多くの人を惹きつけていた事実がある。
これは後からTLを遡っても、決して味わうことの出来ない感情。
この熱量こそ、ボスこと大谷ノブ彦が使っている「#netsu」の正体なのか・・と
改めて思った、海の日の夜でした。
次は、この「FNSうたの夏まつり」で感じた、非常にエモーショナルな瞬間について
残そうかなー。生駒ちゃんの話。
そして長文/駄文、すみませんでした。
今日も、ご愛読感謝です。
written by kobakkuma.
ゴルフのふしぎ
■なんでだろう
テツandトモ、懐かしいですね。
どうやら明日5/9がテツの誕生日、明後日5/10はトモの誕生日だそうです。
いや別に、コンビで1日違いとか珍しいな!って、そのことを言いたいわけでは無く、
最近すごく「なんでだろう?」と思うんです。ゴルフで。
ということで、今日はゴルフのお話。
■心構え
●コースに出たら、余計なことは考えない
●コースに出たら、余計なことは試さない
●コースに出たら、ヘッドアップしない
●アプローチは、以下のことを守る!
・球近くに構える
・閉じずに構える
・スイング中に振りを緩めない
これを心がけて臨んだんですよ、おととい。
ちなみに、朝3時に出発→5時からスタート→スルー(18ホールぶっ続け)でプレー
終わったのは10時30分くらい、東京戻ってきたのは13時前でした。
朝ツラいけど、行きも帰りも渋滞無く移動出来るのはストレスフリーです^^
写真は、5時のスタート時と終わりの方。
今の時期、朝は霧が出ていて、未知との遭遇感がとてつもなかった。
■結局
■次に向けて
「ちょっと遠くまで飛ばさなきゃいけないから、ちゃんと振らなきゃ」「ここでバンカー入れると厄介だからちょっと逸らして打つか」「あれ?距離合うはずなのに、届かなかった・・!?」
- 集中力
- 欲を出さないこと
- 自然を味方につけること
《今日の一曲》
それって、for 誰?
前回の更新から、ちょうど100日。
気付いたら5月に入り、GWもあっけなく終了。
ウチの会社はあくまでカレンダー通りだった(※)ので、単に3連休が分裂して
やってきたようなものでした。
※有給推奨日なるものはあったけど、会社からおすすめされてもねぇ。。
それに、残念ながらそんなに暇では無い…
けど、この3連休×2は、非常に有意義だった。
■それって、for 誰?
まず最初の3連休では、Base Ball Bearの日比谷野音ワンマンが大きかった。
#生音まみれ2016 ちょっと寒い野音に、3人のベアー。緊張と期待。
何度でも言おう。日比谷野音という会場は素晴らしい。
夕暮れから夜になる時間の移り変わり、木々の青々とした薫り、
その自然に対比するようにそびえる高層ビル群。
何度来ても好きだわ。野音。
ライブは、ものすごいサポートメンバー4人を従えて、
それはもう「#あっという間」なライブ。
どうしても1人足りなかった事実は受け止めなきゃいけないって
思い知らされたけど、
アンコールの「それって、for 誰? part.2」で放つ3人の
パワーがすごくて。
アウトロ。ずっと続くんじゃないかと思った。
自然と手が上がってた。
去年、日比谷で語った小出祐介(vo/g)のMCに、
「僕らはロックバンドだからです。」
という強い言葉があって、そこから「Tabibito In The Dark」に入った流れが
未だに頭から離れないんだけど、
その強さが、あのアウトロでの3人の音からも溢れていた。
きっとこれからもBase Ball Bearとして続くんだな、と思いました。
年内にアルバムが出るそうなので、楽しみにしたいですね。
サックスとかキーボードとか、どれくらい出てくるんかな。笑
■やたらと上げるSNS
次の3連休は、人と会う予定がほとんど無かった。
唯一、大学時代の同級生と飲む予定も、誘ってきた本人による音信不通により
ドタキャンとなった。
完全なる"一人マッチポンプ状態"と化した彼は何がしたかったのか。
というハプニングも含め、裏を返せば全て自分次第の3連休だった。
久しぶりに、本を読んだ。
3日はこれ。
山手線でぐるぐるし続けてでも読み進めたかったのは、この本でした。すごく熱量のこもった言葉の数々。取り上げられている曲を聴きながら読むという、最高の読み方。
— ikeshiya-box (@kobakkuma) 2016年5月3日
「1998年の宇多田ヒカル (新潮新書) 」https://t.co/xmbW3Evpgq via @amazonJP
3日→4日にかけてはこれ。
勢いに任せて、読み込んじゃう。アジカンもベビメタもって、JAPANさんネタ詰めすぎじゃない?笑
5日はこれ。
昔は"JAPAN"とか頻繁に買って読んでたんだけどね。
社会人になって読む時間が無くて買わなくなっちゃった。
今回はアジカンにベビメタというカロリー高めの内容だったので、即購入。
久しぶりに「文字音(=文字で語られる音楽のことね)」にまみれました。
んで、思った。
読んでるだけでは通り過ぎてしまう!!
やはり、読んだら何かしらの影響を受けるもので、それは表現してみないと
自分の血肉にはならんのですよ。
タイトルにもしたけど、ここに挙げた僕のSNSたちは、
「それって、for 誰?」っていうものばかり。
少なくとも、僕の場合は「自分のため」だってことに気付いた。
もちろん、そこに見てくれた方々が反応してくれたら、小躍りして喜ぶわけですが
たとえ見てもらえてなくても、自分がそうしたいからやってるんですよね。
この日記も、前は「続けなきゃ」って思ってたから、続けられなかった時の落胆と
諦めがひどかった。だから100日も過ぎてしまったんだけど。
これからは、自分が「書きたい」「残したい」って思う瞬間を大事にしていこうと思います。
それは、Hatena Blogも、Twitterも、Instagramも全てに共通して言えること。
このことに気付けた3連休×2。
ベアーのライブが無ければ、こんなに考えることも無かったわけだし。
次は、何を書こうかな~?
written by kobakkuma.